【名著】武士道|新渡戸稲造 読むほどに、あなたを強く、美しく。 ~The Soul of Japan~

アバタロー
17 Mar 202229:05

Summary

TLDRこの動画は、新渡戸稲造の「武士道」を紹介し、日本の文化思想、歴史に興味のある人々に向けた一冊を提案します。武士道の精神は日本人の性格や価値観に深く根ざしており、現代社会でも生き続ける。新渡戸の人生や思想、さらには彼が武士道を書いた経緯や目的についても触れ、日本人の道徳規範を明らかにする作品の背景とその意義を掘り下げています。

Takeaways

  • 📚 この動画は新渡戸稲造の「武士道」という古典的名著を紹介しており、日本の文化思想や歴史に興味がある人々に向けて、武士道の精神が現代にも影響を与えていることを示しています。
  • 🗡️ 「武士道」とは、日本古来の道徳規範を指し、現代の日本人の性格や価値観にも影響を及ぼしているという点に重点を置いています。
  • 👤 新渡戸稲造は、明治時代に活躍した人物で、五千円札の肖像画にもなった知名度の高い人物ですが、彼の人生や思想については意外と知られていません。
  • 🌟 新渡戸は、視力が低下し、うつ病にかかるなどの苦難を経て、友人や恩師からの励ましや教えを通じて自己の人生哲学を築きました。
  • 🏫 新渡戸は、札幌農学校で学んだ経験や、キリスト教に基づく道徳教育の影響を受け、武士道を書くきっかけを持ちました。
  • 📖 武士道の7つの徳目(義、勇、誠、礼、名誉、忠義、克己)が紹介され、それぞれの徳目が人間的魅力やリーダーシップにどのように関与するかが説明されています。
  • 🌱 武士道の精神は、単なる知識ではなく、具体的な行動に移すことが重要であり、東洋の思想(仏教、神道、儒教)がその源流となっています。
  • 🎭 武士道は、日本の美術や文化(例:茶道)にも影響を与え、日本人の繊細な感性や美意識を形みたとされています。
  • 🏹 武士道の究極の理想は平和であり、勝海舟のように血を流さずに真の勝利を得ることが求められています。
  • 🌐 新渡戸は国際平和のために貢献し、日本と世界を結ぶ架け橋として活動し、武士道の精神を現代社会に伝えるために本書を発表しました。
  • 📈 武士道は、日本の文化や思想を世界に広めるためにも重要で、日本人の心に根を下ろして、美しい生き方や価値観を提供しています。

Q & A

  • 新渡戸稲造が書いた「武士道」とはどのような作品ですか?

    -「武士道」は、日本の文化思想や歴史に興味のある人々に向けて、日本古来の道徳体型を紹介し、世界に知らしめた古典的名著です。

  • 「武士道」の精神は現代の日本人の性格や価値観にどのように影響を与えていますか?

    -「武士道」の精神は、今も日本の性格や価値観、物事の判断基準などに影響を及ぼし続けています。

  • 新渡戸稲造が「武士道」を書いた背景にはどのようなストーリーがありますか?

    -新渡戸は、視力低下やうつ病などの苦しみを経験し、友人や恩師からの励ましや影響を受けながら、武士道を書いた経緯があります。

  • 新渡戸稲造の「武士道」が世界的なベストセラーになった背景は何ですか?

    -「武士道」は出版後わずか数年で多言語に翻訳され、世界各国で人気を博した背景には、日本人の道徳規範に対する世界中の関心があります。

  • 新渡戸稲造の人生で最も大きな悲しみは何ですか?

    -新渡戸の生涯最大の悲しみは、病気の治療のため東京に出て、再び横浜で恩師から本を受け取りながら、妻と母の亡骸を前にすることです。

  • 「武士道」の中で7つの徳目とは何ですか?

    -「武士道」の7つの徳目とは、義、勇、誠、礼、名誉、忠義、そして武士としての魂を表す刀の扱い方です。

  • 武士道における「勇」はどのように理解されていますか?

    -武士道における「勇」は、危険に顧みず果敢に飛び込むことではなく、正しい道を理解した上で勇気を絞り出すことです。

  • 「武士道」で紹介される「礼」とはどのようなものですか?

    -「礼」とは、他人を思いやる心とそれを表に示す作法を指し、単なる形式的な礼儀作法ではなく、心からの真摯な態度を重視しています。

  • 「武士道」の中での「名誉」とは何を意味していますか?

    -「名誉」とは、武士としての誇りであり、恥という感覚を支えています。武士は名誉を命以上に重んじる特有の性格を持っています。

  • 「武士道」の究極の理想とは何ですか?

    -「武士道」の究極の理想は、平和を意味しており、勝利を得るためには敵を打ち破るのではなく、平和を通じての勝利を目指すことです。

Outlines

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📚 新渡戸稲造と武士道の紹介

新渡戸稲造の「武士道」について紹介し、日本の文化思想歴史に興味のある人、自己の価値観に基づいた人生を模索している人に向けた一冊として推薦される。武士道は日本人の性格や価値観に影響を与え続けており、作者である新渡戸の人生や思想についても触れ、作品の背景ストーリーを紹介する予定である。

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🎓 新渡戸の教育的経歴と人生

新渡戸稲造の誕生地や教育的経歴、特に札幌農学校での経験と、その影響を受けた人物たちについて説明。また、健康問題や家族の死による心の苦しみ、そしてそれらを乗り越えるために受けた影響的な出会いや本を紹介している。

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🗡 武士道の精神と東洋思想の影響

武士道の精神が現代にも影響を与していることと、その源流となる東洋の思想、仏教、神道、儒教について詳述。武士道の7つの徳目を挙げ、その中でも「義」について具体的な行動への移し替えを強調している。

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🏰 武士道の徳目:勇気と名誉

武士道における勇気の重要性と、徳川光圀の言葉を通じて、死ぬべき時に死ぬことが真の勇気であると示す。また、勇気だけでなく、人に対する接し方や態度、特に慈悲深い心の持ち主であることの重要性を説く。

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🛡 武士道の徳目:礼、誠、名誉

礼、誠、名誉という3つの徳目の重要性を説明。礼は人を思いやる心を表す作法であり、誠は真の心を持った行動を意味する。名誉は武士としての誇りであり、恥という感覚を通じて支えられており、武士の教育とその重要性について触れる。

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🌏 武士道の究極の理想:平和

武士道の究極の理想が平和であることを示し、勝海舟の言葉を通じて、武士道を実践する者が命を重んじ、平和を目指す姿勢を示す。また、新渡戸が国際平和のために貢献し、日本の文化を世界に広めることを目指したことを強調している。

🌸 武士道の現代的意義とメッセージ

武士道の出版から100年以上が経ち、その道徳体系は過去の遺産となっても、日本人の心に根を下ろしていることを示す。新渡戸のメッセージは、武士道の精神を通じて、人として美しいあり方や生き方を見つけることにあると結び付ける。

Mindmap

Keywords

💡武士道

武士道は、日本の武士階級が守るべき道徳規範のことを指し、忠誠、勇気、名誉、礼儀などの徳目を重んじる道の体系です。ビデオの主題は武士道の精神とその現代への影響に焦点を当てており、新渡戸稲造の著作「武士道」を紹介しています。

💡新渡戸稲造

新渡戸稲造は、明治時代の教育者、基督教徒、著作家であり、「武士道」の著者でもあります。ビデオでは彼の経歴と思想、特に国際平和への貢献について触れています。

💡徳目

徳目とは、武士道の中で重要視される道徳的な品質を指します。ビデオでは勇気、正義感、慈悲、誠実さなど、7つの徳目について説明しており、それらが人間的魅力とリーダーシップにどのように影響するかを探求しています。

💡忠誠

忠誠は、武士道における核心的な徳目の一つで、主君や国への忠実さを意味します。ビデオでは、忠誠が武士の精神性を形成し、社会の秩序を維持する上で重要な役割を果たしたと説明しています。

💡勇気

勇気は、武士道で重要とされる徳目で、正しいことを実行する勇気を指します。ビデオでは、勇気が戦場だけでなく、道徳的な判断や行動にも必要であると強調されています。

💡名誉

名誉は、武士道における武士の誇りと恥を感ずる感覚を指します。ビデオでは、名誉を守ることが武士の行動と判断に大きな影響を与えると述べています。

💡

礼は、武士道における人との接し方や作法を指します。ビデオでは、礼が社会の調和と秩序を保つ上で欠かせない要素であり、内面からの真の礼を行うことの重要性を説明しています。

💡誠実さ

誠実さは、武士道の重要な徳目で、人との関係を築く上で真実を語り、嘘をつかず、約束を守ることを重んじます。ビデオでは、誠実さが武士の信頼性と道徳的威信を形成する上で不可欠であると語っています。

💡慈悲

慈悲は、武士道における他人への同情や親切を表す徳目です。ビデオでは、慈悲がリーダーシップと人々の尊敬を得る上で重要な役割を果たし、特に熊谷直実の物語を通じてその重要性を強調しています。

💡平和

ビデオの最終的なメッセージとして、平和が武士道の究極の理想であることが示されています。武士道は戦いを職業とする侍の道徳規範でしたが、最終的には争いを避け、平和を築くことの重要性を説いています。

Highlights

新渡戸稲造の武士道は、明治から昭和にかけての時代を反映した古典的名著です。

日本の文化思想、歴史に興味のある方、または自分の価値観に基づいた人生を模索している方におすすめです。

武士道とは、守るべき道徳規範を指し、日本人の性格や価値観に深く影響を与え続けています。

新渡戸稲造は、五千円札の肖像画にもなった人物ですが、その人生や思想は意外と知られていません。

新渡戸は、岩手県盛岡市で生まれ、明治維新後に学問の道を進みました。

札幌農学校での教育を受け、キリスト教への関心を持つようになります。

健康問題と心的苦悩から、母の死の悲しみを乗り越える必要があります。

新渡戸は、国際平和のために架け橋となることを志望し、東京大学で学びます。

武士道は、仏教、神道、儒教などの東洋思想が源流となっています。

武士道の7つの徳目として、義、勇気、誠、名誉、礼、恥、忠義が挙げられます。

武士道の究極の理想は平和であり、暴力を避け、敵を完膚なきまでに叩きのめすことではなく、平和を目指します。

新渡戸は、武士道を通じて日本と世界を結ぶ架け橋としての役割を果たしました。

武士道は、戦いを職業とする侍の道徳規範でしたが、平和がその最終目標でした。

新渡戸の思想は、現代においても日本人の心の中で生き続けています。

武士道は、日本の文化論や社会思想の理解に役立つ原点回帰の書です。

Transcripts

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配当も甘太郎です本日は明治から昭和に

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かけて活躍しだしそうか新渡戸稲造の武士

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道を紹介いたしますどんな作品かといい

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ますと日本古来の道徳体型や市総合世界に

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知らしめた古典的名著です日本の文化思想

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歴史に興味のある方はもうもちろんのこと

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強くて折れないしなやかな心を身につけ

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たい方

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自分の価値観に基づいた自分らしい人生を

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模索している方品性を磨き美しく年を重ね

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ていきたいという方にぜひ手に取って

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いただきたい一冊です武士道とは一言で

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言ってしまえばさ村井が守るべき道徳規範

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のことを指しています

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そのため現代人の私たちが読んでもあまり

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意味がないのではと不安に思われた方も

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いるかもしれませんしかし武士道の精神は

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今なお日本人の性格価値観物事の判断基準

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などにも影響を及ぼし続けているためだ

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自分を知るいわば原点回帰の書として一度

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はしっかりと読んでおきたいコ店舗言え

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ますまた著者である新渡戸稲造

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彼は勝つで五千円札の肖像画にもなって

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おりおそらくご存知の方が大半かと思い

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ますしかしその知名度とは裏腹に彼の人生

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や思想

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またどんな経緯や目的を持って武士道を

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書いたのかといった詳細については意外に

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知られていませんそこで今回は作品の背景

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にあるストーリーについても紹介し分指導

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を全くご存知ない方だけではなく既に読ん

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だことがある方にとっても楽しめるような

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構成でお届けして参りたいと思いますお茶

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でも飲みながらリラックスしてどうぞ最後

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までお付き合いくださいそれでは参り

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ましょう新渡戸稲造

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武士道

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さあまずはこの動画の全体像からお示し

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いたしますはじめに背景知識として著者に

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ついて簡単に紹介しその後本書の内容某

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知識よりも大切なこと人間的魅力を作る

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徳目

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武士道の究極の理想という3つのテーマに

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沿って進めてまいりますさあでは早速背景

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知識から見ていきましょう

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新渡戸稲造

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彼は1862年現在の岩手県盛岡市に誕生

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しましたその数年後明治維新が起こり武士

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の世が終わりを告げようとしている中に

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留めが進んだのは学問の道でした13歳の

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時になると政府直轄の東京 a 学校に

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入学

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そこでは主に英語を学びまた外国人講師と

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の交流によってキリスト教への関心を持ち

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始めますその後祖父の代から引き継いでき

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た開梱事業を学びたいという思いから

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東京 a 学校を自主退学

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say877年現在の北海道大学の前身で

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ある

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札幌農学校の第2期生として進学します

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札幌農学校といえば

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青年8大志を抱けという言葉で有名な

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クラーク博士が初代教頭を務めたことで

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知られています彼は農業教育の第一人者と

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して日本政府から招かれ植物学や英語など

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を担当

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さらにはキリスト教に基づく道徳教育を

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行い生徒たちが自らの良心に従い自発的に

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責任ある行動がとれる人間になるよう指導

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したといいますプラーク博士の滞在期間は

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短く2期生が入学する頃には母国アメリカ

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に帰っていましたしかし彼が残した思想は

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学内に受け継がれていき

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新渡戸を含む7名の生徒た家が洗礼を受け

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その生涯をキリスト教徒として生きること

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になりますその中には後に世界的ベスト

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セラー

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代表的日本人を発表したキリスト教思想家

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の内村鑑三

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さらには植物病理学の先駆者として知ら

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れる宮部金吾などがいました彼らは札幌農

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学校の3秀才と呼ばれやがて生涯の親友と

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いう関係に発展していきますしかしこの頃

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から新渡戸は視力が低下し

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思い元病を発症

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その不安と焦りからうつ病までも併発して

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しまいますそんな中病気の息子を心配する

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母から一通の手紙が届き彼は地元盛岡に

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帰ることを決めます9歳の時から実家を

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離れて暮らしていたためその再開は実に

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10年ぶりでした深い愛情等優しいさで

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包み込んでくれたこと世のため人のために

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生きなさいと教え諭してくれたことを幼い

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頃に刻まれたかすかな母の記憶

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それこそが新渡戸の孤独を支え勉学の原動

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力となっていましたっっしかし息を弾ませ

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て帰京した彼を待っていたのは妻居合の母

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の亡骸でしたふーんなことにに止めは数字

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つ前に発せられていた母危篤という電報

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トイレ違う形で盛岡に向かっていたのです

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孤独な青年を襲ったあまりにも大きすぎる

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悲しみ

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これによってうつ病はさらに悪化し心に付

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深い影を落とすことになります

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そんな中親友の内村鑑三から一通の手紙が

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届きます

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そこにあったのは母の死によって深く

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傷ついているともへのいたわりと励ましの

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言葉でしたこれをきっかけにに止めは病気

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の治療のために東京に出ることを決意

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さらに横浜で再会した恩師から

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後に座右の書となる一冊の本を譲り受け

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ますそれがイギリスの歴史家トーマス

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カーライルの衣装哲学

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新渡戸は人生で30回ほど本書を精読し

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自らの人生哲学を築き上げたと言われてい

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ますこのようにして彼はかけがえのない

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友人と品の助けを得ながら

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生涯最大の悲しみを乗り越えていったの

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です

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1883年健康が回復した新渡戸は東京

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大学に進学することを決めます

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入学面接の際志望理由を問われると彼は次

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のように答えましたわれ太平洋の橋となら

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これは新渡戸稲造が残した名言の中でも

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最も世に知られているものの一つです

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つまり彼は

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世界中の国々がそれぞれの文化や思想を

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認め合い友好関係を築けるような橋渡し役

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を担いたいと宣言したのです数年後に止め

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はその壮大な夢をかなえるため海を越え

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アメリカドイツへと渡り

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農政学経済学文学など長女日本に帰国

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そして母校である札幌農学校の教授として

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迎えられますしかしあまりに多くの仕事を

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抱え込んでしまったことさらには生まれた

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ばかりの子供を失うといった不幸に見舞わ

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れたことなどが災いし再び体調ががそこで

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彼は療養にせ年するためすべての仕事を

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止め再びアメリカに渡ります遠い異国での

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暮らしは新渡戸に深い内省の機会を与え

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ました耐え難いほどの苦しみと悲しみに

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満ちた人生

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その中ですり減らし続けた肉体と精神

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それらと真摯に向き合いこれからどうの

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ようにして生きるべきかと何度も自らに

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問い続けたといいますそんなある日のこと

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頭の中に数年前の記憶がふと蘇ってきまし

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たそれは留学先で出会ったベルギーの法学

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ラブレー教授との会話でした sanpo

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しながら彼は次のように尋ねましたが日本

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の学校では宗教について学ぶ機会がないの

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ですかこれに対しに止めがそのとおりです

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と答えると

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ラブレー教授は急に足を止め驚きを隠せ

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ない様子で次のように言いました宗教を

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教えないではあなたの国ではどうやって

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若い人たちに道徳教育を授けているのです

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かりと目はこの単純な問いに即答できず

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がくぜんとしました宗教も道徳も確かに

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学校では教わらないでは日本人は一体何に

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基づいて物事の善悪を判断しているのか

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療養中であった新渡戸はラブレー教授との

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会話の一部始終と当時の感情をありありと

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思い出しこの疑問に対する答えが得られて

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いないことに気がつきましたそれと同時に

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日本人の一人として今こそ我が国の道徳

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規範を作り上げているものを明らかにし

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たいと思えるような使命感が湧いてきたの

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ですそして1899年彼は米国

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フィラデルフィアより1冊の本を発表し

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その答えを示すことになりますタイトルは

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武士道ザソウル6ジャパ

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数々の苦しみや悲しみを乗り越え紡ぎ出さ

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れたこの作品は出版からわずか数年のうち

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にドイツ語フランス号イタリア語などに

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翻訳され世界的なベストセラーとなります

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これを契機に活力を取り戻した新渡戸は

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京都大学や東京大学などの教授職を歴任し

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晩年には国際連盟の事務局次長に抜擢され

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ますそして1933年71歳で8去るまで

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日本と世界を結ぶ架け橋として国際平和の

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ために働き続けたのですそう

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背景知識はこれでおしまいです

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ここまでよろしいでしょうかでは以上の

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内容を踏まえましていよいよ武士道の中身

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に入っていきたいとおもいます一つ目の

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テーマは知識よりも大切なことですでは

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行きましょう

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武士道はわが国の象徴である桜と同じく

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日本の国土に咲く子ユーロからであるそれ

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はれ生地の標本室に保存されているような

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古めかしい同族ではない今なお力と日の

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対象として私たちの心の中に生き続けて

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いるのである星が守るべき起きてあるいは

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道徳原理を我々は武士道と呼んでおりその

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源泉は複数存在しているまず第一に挙げ

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られるのが仏教である仏教は運命を穏やか

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に受け入れ静かに従う心を与えた具体的に

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言うならばどんな危険や災難が身に

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降りかかるローと常に心を平静に保ち生に

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執着しないことをサムライに教えたので

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ある第二の源泉は日本古来の浸透である

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主君に対する忠誠

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祖先に対する尊敬

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親に対する抗更新こういった考え方は何も

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神道の教義によって武士道に伝えられた

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また名a を大切にしていた侍たちは時に

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傲慢さを見せることもあったが浸透が

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重んじていた忍耐や謙譲の心によってそれ

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を抑えていたのであるそして武士道の第3

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の源泉は儒教である武士道の道徳的協議に

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関しては中国の思想家である講師の教えが

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最も湯魚源泉となっていう冷静かつ温和で

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ありしかも処世術に長けていた講師の政治

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道徳は統治支配階級にあった侍にとって

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とりわけふさわしいものであったさらに星

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通り牽引をもたらしたのが同じく中国の

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思想家申し出ある彼の民主的な理論は危害

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や思いやりのある人には特に疲れていただ

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がそれは当時の封建的な社会秩序破壊する

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危険思想としてその書物は長い間金賞とさ

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れていたにもかかわらず侍たちは帽子と

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もう氏の著作を人生の教科書とし議論の際

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には最高の権威としてそれらの言葉を引用

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していたのであるしかし論語読みの論語

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知らずという言葉もあるようにこの2人の

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古典をただ知識として知っているだけの人

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は注意から尊敬を得られずむしろ軽蔑の

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対象となっていたなぜなら武士道が重んじ

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ていたのは知識よりも行動だったからで

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あるこの考え方は中国の思想家を8名が

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捉えた事故を合一すなわちあらゆる知識は

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具体的な日々の行動と一致させなければ

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ならないという教えから来ているのである

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はいここで留めます

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なるほど武士道とは日本古来の道徳原理で

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ありさらにそれをさかのぼっていくといく

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つかの東洋思想に行き着くというお話で

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ございましたではいったん内容を整理して

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おきたいと思います気持ち余裕がありまし

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たら画面の方をご覧下さい左の図にお示し

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しているように武士道は侍たちが戦いの中

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で自ら編み出したものではなく仏教神道

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儒教といった東洋思想がその源流となって

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います具体的には運命に争わないことを

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聞きや参加でも平常心でいること勢に執着

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しないことは仏教の影響

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主君への忠誠心や親を敬う態度は神道の

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影響

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道徳的な協議に関しては

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孔子と孟子が説いた儒教がベースとなって

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おり知識よりも行動を重んじる思想は王

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陽明の知行合一

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という教えから来ているという内容でした

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このように新渡戸は冒頭で武士道のルーツ

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を示した後その道徳体系を7つの徳目に

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分けて整理していいますでは順番に見て

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いきますので引き続き画面の方をご覧

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下さいまず1つめの徳目は木です

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木というのは星の精神の礎ともいうべき

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重要な徳目の一つで人としての正しい道の

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ことを指します

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具体的に言いますと卑劣な行動

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不正を働くなその振る舞いは人として

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正しい道から外れたものとして軽蔑の対象

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と乱されますまた自分がなすべきことを

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正しく判断できる力もこの徳目に含まれて

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います例えば今自分の目の前で明らかに力

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の強そうな人が自分よりも弱そうな人を

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いじめていたとしますこの時に対岸の火事

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として見て見ぬふりをするのかそれとも

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注意をする形助けを呼ぶなりその人を守る

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ための行動をとるのかこの場合どっちが人

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として正しい選択なのかということを判断

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するためには木という徳目を備えている

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必要があるのですただそういった気に

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基づいた人としての正しい判断ができたと

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してもそれを行動に移さなければ目の前の

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現実が変わることはありませんつまり木と

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いう徳目一つでは不十分でありそれに加え

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てもう一つの徳目をセットで備えておく

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ことが重要なのですそれが2つ目いうです

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言うというのは木と双子の関係にあると

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言われている徳目で自分の正しさを実行

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できる勇気のことを指しています皆さんは

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こんな言葉を聞いたことがないでしょうか

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義を見てせざるは勇なきなりこれは論語に

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記された有名な言葉で正しい行いだと

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わかっていながらそれを行動に移せないの

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は勇気がないからであるという戒めの意味

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を込めた孔子の教えですただ誤解しないで

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いただきたいのですが武士道における勇気

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とはどんな危険も顧みず果敢に飛び込むと

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いうことではありません自分なりの正しさ

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果たすべき人としての道

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それらを理解した上で勇気を絞り出すと

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いうことが重要なポイントなのです水戸藩

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第2代藩主徳川光圀は無事に必要な勇気に

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ついて次のような言葉を残しました生きる

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べき時は生き死ぬべき時にのみ死ぬこと

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それが真の勇気であるつまり死に値しない

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もののために死ぬことは犬死であり生き

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なければならない時は何があっても生き

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なければならないのです

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その上で新渡戸は勇気が備わった人間の

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特徴について次のように語っています神に

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勇敢な人間の心は常に穏やかでや何にも

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驚かされず誰によっても精神が乱されない

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そのようなものは戦場りあっても冷静で

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ある破壊的な大惨事の中であっても

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落ち着きを保っている自身にも動揺せず嵐

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の中でも笑みを浮かべたとえ命に危険が

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迫っていても詩を詠み歌を口づサムことが

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できる作り出す文章吐き出す言葉そこには

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寸分の乱れも迷いもない我々はそのような

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人物こそ称賛に値する偉大な人物と考える

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のであるはいここで留めます

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なるほど言うという徳目が備わると心の

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余裕としてそれが表に出てくるというお話

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でした

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実際に優れた武将たちは合戦の最中でも

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相手と即興で歌を詠み会えるほど常に心の

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余裕があったと言われていますもちろん

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そういった精子んわー一朝一夕に身に付く

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ものではありませんそういった徳目の価値

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を理解し実践している人間から教育を受け

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さらに本林がいくつもの試練を乗り越える

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ことで磨かれていくのですただ強い正義感

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とたくましい勇気を備えていることは

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あくまで侍としての基本条件でありそれに

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加えて人に対する接し方や態度についても

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高い品性が求められていました

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それが今から紹介する

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人で誠といった徳目になりますさあという

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わけで2つ目のテーマ

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人間的魅力を作る徳目に移りその内容を

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詳しく見ていきたいとおもいますでは行き

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ましょう

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人間の魂が持つあらゆる性質の中で最も

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気高い王者の特それが神である愛すること

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肝要であること哀れむこと真のリーダーに

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はそのような心が求められるのでやかつて

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イギリスの劇作家シェイクスピアはこんな

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言葉を残した慈悲は王冠より優れた君主で

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あるまた孔子や孟子も民を治める者が必ず

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持たればならない最高の特として神具を

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挙げている武士道とは強さや勇気のみで

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語られるものではない自分より弱いモロ

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争いに敗れたものを虐げられてるものを

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哀れみ情けをかけられる人間こそ真の侍

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などだではこの人の徳目を備えた一人の

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日本人を紹介しよう我が国の美術に明るい

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ものであればこの海岸に見覚えがあるはず

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だ後ろ向きの状態で馬の背にの一人のソ

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この男かつてその名を口にするだけで人々

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を震え上がらせた侍そのなお熊谷直実と

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いう日本の歴史上激戦の一つに数えられる

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須磨の浦の戦いこの合戦の中なおざれば服

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を上げるため辺りを見回して気を探してい

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たすると馬に乗ったまま沖の船へと

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逃れようとする一人の武者を見つけたその

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男は立派な鎧兜家たちを身につけていた

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ため位の高いものであることは一目瞭然で

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あっ直実は叫んだ敵に背を向けるとはなん

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と卑怯なことかするとその6車直実の言葉

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に反応しすぐさま離陸に引き返した両社は

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1級地となったが直実は軽々と相手を

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組み伏せたこのような場合戦いの礼儀とし

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て自分より身分が高い相手かでき量が同

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程度のあ行けてなければ血を流さずに

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済ますことが作法であったしかしどれだけ

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名を名乗れと問いかけても相手はそれを

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かたくなに拒んだそこで容赦なく兜を

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剥ぎ取ると直実は絶句したそこにあったの

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はまだあどけない表情を残した10代半ば

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の美しい青年の姿だったのでやなお戯れは

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若者を助け起こしたそして父親が子供を

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諭すようにこういった潤愛四球はかどのよ

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この熊谷の刀をあなたの血で染めるわけに

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はいきませんさあ的に見つかる前に早くお

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逃げになってくださいしかし若武者は

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逃げることを拒んだそれどころか二人の

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名誉のためこの場で自分の首を切ってくれ

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と頼んだのであず常に光るこおりのやいは

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しかし強靭な腕も勇猛なぁ心も震えていた

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この時直実の頭の中をよぎったのは我が子

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の姿であった彼の息子もまさにこの日

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ほら貝の合図と共に初陣を飾っていたので

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ある屈強な侍は必死に感情を押し殺し今

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一度お逃げくださいと懇願したしかし若者

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は首を横に振るだけだったやがて味方の

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軍勢が地響きを立てながら50基ほどお

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知らせてくるのが分かったもはやここまで

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です名もなき人間に打ち取られるよゐこの

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なお戯れがを命を頂戴しあなたの死後のご

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供養をいたしますその瞬間空中に白人が枚

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あたりは若武者の血で赤く染まった戦が

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終わるとなお戯れは凱旋した大きな武勲を

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手にしたが彼にとって栄養や褒章などを早

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何の価値もなかった直実は偉大な侍として

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の名前を捨て出家という道を選んだそして

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仏道修行に明け暮れながら静かに余生を

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過ごしたのであるはいここで留めます王者

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の徳目と言われる子これを説明するに

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あたり新渡戸は熊谷なを札と若武者との

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やりとりを引用しましたとても印象的な

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内容でしたがおそらくみなさんどこかで

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一度聞いたことがあるのではないでしょう

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か実はこちら源氏と平氏との闘いを描いた

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個展平家物語の名場面の一つになります

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また室町時代になると2人のやりとりは

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世阿弥の手によって能の演目にもなってい

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ます若武者の名は平敦盛いわば平家の象徴

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的人物になりますそして源氏側にいた直実

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が敦盛を打ち破る際に見せた武士の情け

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こそ王者にふさわしいと9人の数精神なの

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ですもちろん技術や力が優れていること

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自分の正しさを合理的に説明できること

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臆することなく行動できることなども

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リーダーに必要な条件と言えますしかし

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直実が見せたような的にすら敬意を払い錠

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をかけられる人間としての器があってこそ

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多くの人に慕われ尊敬される以来な

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リーダーになれるのです続いて4つ目の

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徳目礼についてお話をいたしますこれは

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簡単に言いますと人を思いやる心とそれを

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表に示す作法のことを意味していますもし

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かしたら礼儀作法と聞きますととても

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きめ細かく面倒に思われる人もいるかも

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しれませんしかし一定の決まった作法は

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極限まで無駄が省かれており余計な時間と

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労力がかからないよう工夫されているの

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ですまた日本人は無駄のないシンプルな

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物事を美しいと感じる繊細な感性を持って

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おりそれを芸術にまで高めたものがに

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ほんの誇る文化茶道だといいますお茶の

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思想については過去に岡倉天心の茶の本の

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動画で詳しく紹介しておりますさてこの例

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という徳目を実践するにあたって本書では

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一つ注意点を挙げていますそれはうわべ

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だけで礼儀作法を行うのではなくそこに

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必ず孫子幌を込めるということですつまり

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礼を尽くすべき相手に対し嘘やごまかしが

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あってはならないというわけですそこで

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必要になってくるのが5つ目の徳目誠です

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独眼竜で知られる戦国武将伊達政宗れ彼は

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生前次のような言葉を残しています度が

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過ぎた例は屁辛いであるつまり相手に

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気に入られるために必要以上に礼を尽くす

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のは真の心を持たない人間すなわち卑怯者

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がやることでやって星とは呼べないという

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わけですまた嘘をついたりごまかしたり

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する行為はその人自身の心の弱さの表れで

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あり自分の価値を貶めるものとして軽蔑の

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対象となっていましたそのため武士に二言

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はないという言葉にもあるように侍道4の

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約束事は原則口頭のみで行われ現代のよう

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に経営区長を取り交わすことはなかったと

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いいますなぜ誠を貫くことを極端なほど

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重視していたのかと言いますと彼らには

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自分の命よりも大切な価値観があったから

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ですそれが6つ目の徳目名誉です名誉と

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いうのは武士としての誇りのことであり

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それを支えていたのが恥という感覚でした

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侍たちは幼少期に人前で恥をかくことは

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悪いこと恐ろしいことであるという感覚を

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徹底的に叩き込まれていました例えば

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こんなことをしたら笑われる名前が汚れて

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しまうといった言葉を指導する際に用いる

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ことで端の感覚を覚えさせていたわけです

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つまり自分の命以上に名誉を重んじる

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サムライ特有の性格はこういった端の教育

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によって作られていたのですそして最後7

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つめの徳目が中期ですこれは簡単に言い

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ますと国あるいは主君に対して忠実である

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ことを指していますもちろんここでの忠義

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というのはただイエスマンになることでは

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ありません殊勲のご機嫌を取るために自分

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の両親を曲げてしまう人あるいは媚

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へつらったりする人はもってのほかで武士

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の風上にも置けないと軽蔑の対象となって

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いましたシュウ君が間違っていると思っ

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たら可能な限りの手を尽くし

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場合によっでは自分の命をかけて過ちを

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正すそれがサムライに求められる中木の

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精神だったのですさてここまで星に求め

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られる7つの徳目について見てまいりまし

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たもしかしたら皆さんの価値観にも影響を

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与えているようなものがいくつか見つかっ

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たのではないでしょうかそれでは最後に

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武士道の究極の理想と題しまして新渡戸が

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本作を通して伝えたかったメッセージに

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ついてご紹介いたしますでは行きましょう

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分指導にとって刀とは魂と武勇の象徴で

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あった

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そのため扱い方だけではなく扱うべき時と

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場所をわきまえておかねばならなかった

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必要もないのに刀を振り回すモロは卑怯者

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あるいは臆病者と呼ばれ蔑まれていたので

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あるわが国の歴史において極めて重要な

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幕末から維新にかけての激動期に勝海舟と

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いう男がいた当時は暗殺や自殺など

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血なまぐさい事件が日常的に起きていたの

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だがそんな中彼は独裁的な権限を持つ立場

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にありいくどとなく暗殺の標的にされてい

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たしかし勝海主はその生涯において自分の

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拳を他人の家で濡らすことはなかったのだ

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記録によれば彼らは友人に次のように語っ

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たといわれている私は人の命を奪うことが

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嫌いだ

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どんな人間だろうとミランにがして放って

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おいたこんな時代にまだ生きていられるの

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も罪のない人を斬って来なかったから

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だろう腰に差している刀は上部に結び

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決して抜けないようにしてあったたとえ

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切られてもこちらはキアヌ

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その覚悟で生きてきたのだこれが燃え盛る

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激動の時代に部指導教育を受けた者の言葉

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である負けるが勝ちという言葉があるよう

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に神の勝利とは敵を完膚なきまでに

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叩きのめすことではない千代流さずに得た

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勝利それこそが最善の勝利なのだつまり

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武士道の究極の理想とは平和を意味して

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いるのであるはいここで留めます本来武士

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道とは戦いを職業とする侍の道徳規範です

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そのため平和こそが究極の理想であると

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いうに止めの言葉に少し違和感を覚えた方

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もいるかもしれませんしかし彼が若き日に

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払ったわれ太平洋の橋とならんという言葉

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そして本書のサブタイトルにあるザソウル

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オブジャパンという2つの言葉に注目

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いただくとその謎は自ずと溶けると思い

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ますつまり日本という国の力強さを世界に

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向けて誇示することではなくそこに宿る魂

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すなわち日本の思想や文化を広めること

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そして自らが世界との架け橋となあって

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国際平和のために貢献することそれがにと

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女にとっての武士道だったのですだから

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こそ彼は血を流さずに真の勝利を得たサブ

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来勝海舟の名前を挙げ平和こそが究極の

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理想なのだと訴えたわけです武士道が出版

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されてから100年以上の年月が去りその

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道徳体系はもはや過去の遺産となりました

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しかしそれは完全に滅び去ったわけでは

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ありませんふとした時に私たちが人として

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の美しいあり方や生き方を思い出すことが

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あるように武士道はまだ日本人の心の中で

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根をはり力強く生き続けているのですはい

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というわけで武士道以上でございます

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いかがでしたでしょうか今回は桜の時期が

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近いという季節感と世界平和への願いと

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いうテーマに注目してこの作品を選んでみ

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ました読んだことがある方もない方も原点

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回帰の1冊として手に取ってみてはいかが

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でしょうから日本の文化論や社会思想に

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関する名町については過去にいくつか紹介

play28:44

しております一覧にして動画概要欄に貼っ

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ておきますのでご興味のある方はぜひ

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チェックしてみてくださいこの動画が

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面白かった参考になったという方は高評価

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コメントなど頂けますと嬉しいですまた

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チャンネル登録もよろしくお願い致します

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ではまた次の動画でお会いしましょう

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ありがとうございました

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[音楽]

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